Story
花こおり(氷中花)の歴史は大正時代から続いています。
花こおり(氷中花)の歴史は大正時代から続いています。当時の皇太子殿下(のちの大正天皇)が東京製氷の工場を見学されたときに、氷の中に花を入れて凍らせた、観賞用の氷を見学し、興味をもたれました。ただでさえ機械製氷が珍しかった時代で、美しさと涼感を兼ね備えた花氷は大変珍重されたそうです。その位昔からあった「花こおり」ですが、弊社も一氷屋として、氷の可能性を追求し続けるために、普段は物を冷やすためだけに使われる氷を、もっとお客様に楽しんでもらい、そして想い出に残してもらうことはできないだろうかと考え、「花こおり」の製作にチャレンジしました。氷は溶けてなくってしまいますが、きっと想い出には残る。そんなひと時しか楽しめない、贅沢で儚い氷の贈り物を楽しんでいただけたらという想いから始めました。